「無料回収だと思って頼んだら、荷物を積んだ後に10万円を請求された」
これは決して、人ごとではありません。
実家の片付けで損をする最大の原因は、悪い業者を選ぶことだけではありません。
片付けの順番を決めないまま、最初に業者を呼んでしまうことです。
先に結論をお伝えします。
実家の片付けは、次の順番で進めてください。
- 家の中を写真に残す
- 絶対に捨てない物を確保する
- 売れる物を査定する
- 自治体で処分できる物を分ける
- 最後に必要な範囲だけ業者へ頼む
この順番を守るだけで、高額請求や大切な物の処分を防ぎやすくなります。
この記事は、ぜひ家族のLINEにも送ってください。
なぜ、実家の片付けで失敗するのか
実家の片付けを始めるとき、多くのご家族は焦っています。
「施設への入居日が迫っている」
「家を売るので早く空にしたい」
「遠方に住んでいて何度も通えない」
「親が元気なうちに整理したい」
時間がないため、インターネットやチラシで見つけた業者へ一括して任せたくなります。
しかし、「無料」「定額」「積み放題」という広告だけで決めるのは危険です。
国民生活センターには、事前に聞いていた金額と異なる高額請求や、納得できないなら荷物を下ろすと言われた相談が寄せられています。国民生活センター
全ての業者が悪いわけではありません。
ただし、時間がなく、他社と比較できない状況では、冷静な判断が難しくなります。
業者を呼ぶ前に確認する5つのこと
1.家の中をスマートフォンで撮影する
片付けを始める前に、各部屋、押し入れ、棚、引き出しの中を撮影してください。
「どこに何があったのか」を記録しておけば、紛失や誤処分が起きたときにも確認できます。
2.重要な物を先に確保する
最初に探すのは、次のような物です。
- 通帳、印鑑、現金
- 保険証券や年金関係の書類
- 不動産や契約関係の書類
- 貴金属、時計、骨とう品
- 家や物置の鍵
- 写真、手紙、アルバム
迷う物は捨てずに「保留箱」へ入れます。
片付けは後からやり直せますが、処分した思い出は戻ってきません。
3.買い取りと処分を分ける
価値のありそうな物は、処分業者へ渡す前に査定を受けましょう。
ただし、1社だけの査定で即決する必要はありません。
査定を依頼していない貴金属や時計を求められた場合は、
「今日は依頼した品物だけを見てください」
とはっきり伝えてください。
対象となる訪問購入では、書面を受け取ってから8日以内であれば、契約を解除できる場合があります。期間中は品物の引き渡しを拒める場合もあります。消費者庁
4.自治体の処分方法を先に調べる
神戸市の大型ごみは事前申込制です。品目によっては300円や600円などで処分できます。神戸市・大型ごみ処理手数料
ただし、次の家電4品目は大型ごみとして出せません。
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
これらは販売店などを通じたリサイクルが必要です。神戸市・家電4品目の処分方法
先に自治体の制度を使い、運び出せない物や大量の荷物だけを業者へ依頼すれば、費用を抑えやすくなります。
5.見積書で追加料金を確認する
最低でも2社から、書面で見積もりを取りましょう。
確認するのは総額だけではありません。
- 搬出費
- 運搬費
- 処分費
- 車両費
- 階段作業の費用
- 大型家具の追加費用
- 作業後に追加料金が発生する条件
- 実際にごみを運ぶ会社名
家庭から出る廃棄物の有料収集には、市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。神戸市も、無許可の回収業者に注意するよう呼び掛けています。神戸市
業者が来たときは、
「今日は見積もりだけです。契約や搬出は後日判断します」
と最初に伝えてください。
実家を売るなら、片付け前の査定が重要です
ここが最も大切です。
実家を売却する可能性があるなら、高い費用をかけて片付ける前に、不動産の査定を受けてください。
物件や買主の条件によっては、家具や荷物を残したまま売却できる場合があります。
先に数十万円をかけて家を空にしても、売却価格がほとんど変わらなければ、その片付け費用は戻ってきません。
正しい順番は、
片付けてから売却を考えるのではなく、売却方法を決めてから必要な範囲だけ片付けることです。
売るのか、貸すのか、残すのか。
実家の今後によって、必要な片付けは変わります。
1分で確認できる片付けチェック表
- 家族が立ち会える日にする
- 作業前の写真を撮る
- 通帳や重要書類を確保する
- 迷う物は捨てない
- 買い取りと処分を分ける
- 見積もりを2社以上から取る
- 追加料金を書面で確認する
- その場で契約しない
- 売却予定なら先に不動産査定を受ける
一つでも確認できていない項目があれば、業者を呼ぶ前に一度立ち止まってください。
高額請求や強引な買い取りで困ったときは、消費者ホットライン「188」へ相談できます。消費者庁
何から始めればよいか分からない方へ
のまぐち相談室では、片付け業者を探す前に、
「本当に全て処分する必要があるのか」
「実家を今後どうすればよいのか」
「どこまで片付ければ売却できるのか」
を一緒に整理します。
不動産の査定・見積もりは無料です。
LINEで**「実家の片付けについて」**と一言お送りください。現在の状況を伺い、最初に何をするべきか整理いたします。
困ってからではなく、困る前に。
欲張らず、一つずつ進めていきましょう。
のまぐち相談室
野間口一徳
TEL:078-771-6201
携帯:090-5674-5192
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