
はじめに:なぜ「売れない」と言われた物件が売れるのか
大手不動産会社に「この物件は扱えません」「売るのは難しいです」と断られ、途方に暮れていませんか。
結論からお伝えします。大手に断られた物件でも、見方を変えれば確実に売れます。
世の中に売れない不動産はありません。ただ、売り方と届ける相手を間違えているだけです。この記事では、あきらめかけた物件を宝に変えるための「逆転の視点」をわかりやすくお届けします。
始まりは、ある相談者さまの悲痛な声から
先日、私の元へ一つの相談が舞い込んできました。「他の会社で断られ続けて、もうどうしていいかわからない」という、切実なご相談です。
いつ・どこで起きたことか
それは先月のこと、私の事務所での出来事です。相談に来られたのは、神戸市内に古い空き家を相続したお客様でした。
何が起きていたのか
その物件は、坂道の中腹にあり、車が入らない狭い路地の奥に建っていました。築年数も古く、あちこちが傷んでいます。お客様は「早く手放して安心したい」と、誰もが知る大手の不動産会社に何社も相談へ行かれました。しかし、返ってきたのは「うちでは取り扱いが難しい」「買い手が見つかりません」という冷たい言葉ばかりだったそうです。
なぜ大手不動産会社は断るのか
お客様は「私の物件に価値がないからだ」と深く落ち込んでいらっしゃいました。しかし、それは大きな間違いです。
仕組みの問題
大手企業が断る最大の理由は、物件に価値がないからではなく、彼らの「仕組み」に合わないからです。大手の多くは、効率よく高額な取引を回転させるビジネスモデルです。手間がかかる物件や、調査に時間がかかる物件は、どうしても後回しにされてしまいます。
私は自他ともに認める「大雑把で飽きっぽい」性格です。だからこそ、無駄な手間を省き、どうすれば一番効率よく結果が出るかという「仕組み化」を常に考えています。大手のマニュアルに当てはまらない物件こそ、知恵の絞りどころであり、私たちの出番なのです。
物件の価値を再定義するマーケティングの視点
ここで視点をガラリと変えてみましょう。ある人にとって「不便な物件」は、別の人にとって「最高の物件」になり得ます。
ターゲットを絞り込む
車が入らない坂道の家は、一般的なファミリー層には売れないかもしれません。しかし、以下のような視点を持つとどうでしょうか。
- 静かな環境で創作活動をしたいクリエイター
- 家賃を抑えて自分好みにDIYしたい若者
- あえて不便さを楽しむ隠れ家的なお店を開きたい人
弱みと捉えられていた「不便さ」は、見方を変えれば「静けさ」や「個性的」という強い武器に変わります。誰にこの価値を届けるかを徹底的に考えることが、売却への第一歩です。
具体的にどうやって解決したのか
今回の古い空き家も、そのまま市場に出すのではなく、ターゲットを絞り込んで情報を発信しました。「リフォームを楽しみたい人向けの新着物件」として、必要な人にピンポイントで情報が届くように仕掛けたのです。
結果として、大手で門前払いされた物件は、わずか1ヶ月で「自分で直して住みたい」という熱意のある買主さまと出会うことができました。売主さまも「あきらめなくて本当によかった」と、満面の笑みを浮かべていらっしゃいました。
まとめ:あなたの物件も必ず誰かの宝物になる
「大手に売れないと断られた物件の駆け込み寺」として、私はどんな物件でも最初から断ることはしません。大切なのは、あきらめずに「誰が喜ぶか」を考え抜くことです。
今、処分に困っている不動産や、相続したものの放置してしまっている空き家があっても、絶対に悩まないでください。視点を変えれば、必ず次の未来へ繋がります。一歩を踏み出して、ハッピーエンドを一緒に迎えましょう!
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