神戸市の空き家問題は「売る」前にやることが9割です

神戸市で空き家の相談を受けていると、
多くの方がこうおっしゃいます。

「売らなあかんのは分かってるけど、まだ決めきれなくて…」

実はこれ、とても自然な感情です。
特に神戸市の空き家にはある特徴があります。


神戸市の空き家が“動きにくい”理由

神戸市の空き家は、他の地域と少し違います。

  • 坂道が多い
  • 道が狭い
  • 再建築不可の可能性
  • 古い木造住宅
  • 親の思い出が詰まっている

この条件が重なると、
「高く売る」「すぐ売る」という判断が、
精神的にも現実的にも難しくなります。

だから私は、最初から売却を前提にした相談は行っていません。


神戸市専用|空き家の考え方モデル

空き家の相談は、次の流れで考えると整理しやすくなります。


① まずは「売らない相談」から

最初に行うのは、売却ではありません。

  • 現在の状況整理
  • 何が問題で、何が問題でないか
  • 今すぐ「しなくていいこと」を明確にする

多くの方が、
「やらなあかんことが山ほどある」と思い込んでいますが、
実際には後回しにしていいことも多いのが現実です。


② 判断を“一緒に整理する”

次に行うのは、選択肢の整理です。

  • 売る
  • 貸す
  • 管理する
  • 処分する
  • 何もしない

それぞれの
メリット・デメリット・将来の影響を、
感情面も含めて整理します。

ここでは、
「どれが正解か」を決める必要はありません。

納得できる状態をつくることが目的です。


③ 神戸市で多い3つの出口

整理した結果、神戸市では次の3つに分かれることが多いです。

① 処分・引取を選ぶケース

  • 再建築不可
  • 老朽化が激しい
  • 子どもに残したくない

「お金を払ってでも、肩の荷を下ろしたい」
そう考える方は、実は少なくありません。

② 条件付きで売却するケース

  • 価格よりも確実性重視
  • 買主理解型
  • 無理に高値を狙わない

売却を急がないからこそ、成立するケースもあります。

③ 管理・見守りを続けるケース

  • 遠方に住んでいる
  • 今は動けない
  • 親の気持ちを尊重したい

月1回の確認だけでも、
「気持ちの安心」が大きく違います。


なぜ「売らない前提」が大切なのか

空き家の問題は、
不動産の問題である前に家族と気持ちの問題です。

無理に売却を進めると、

  • 後悔
  • 家族間トラブル
  • 「もっと考えればよかった」という気持ち

が残りやすくなります。

だからこそ、
判断を急がせない相談窓口が必要だと考えています。


神戸市で空き家に悩んでいる方へ

  • 売るかどうか決まっていない
  • 何から手をつけていいかわからない
  • 子どもに迷惑をかけたくない

そんな状態でも、問題ありません。

空き家は、
「正しく悩む」ことで、自然と道が見えてきます。


まとめ

  • 神戸市の空き家は「売る前の整理」が重要
  • 売却しない相談から始めると判断が楽になる
  • 処分・売却・管理のどれも“正解”になり得る